Field Study of
Economics Department

経済学科のフィールドスタディ

2017年度 <ハワイFS> 教員報告

教員によるフィールドスタディ報告 : 大村真樹子
2017年度フィールドスタディA:ハワイの環境問題 – 『多様な経験』


ココナッツ島から見たオアフ島とカネオヘ湾

今回のフィールドスタディAは14日間の日程でハワイで実施された。

学生たちは最初に英語研修を受け、その後、環境資源経済から生物種問題等の多岐にわたる講義を受け、カラエロア保全地区やライオン植物園での種の保全活動、ハナウマ湾での観光と環境の両立、海洋生物研究所での環境保全、再生可能エネルギ−100%達成に向け貢献するオアフ島最大の太陽光発電を視察した。また、今回初めてイルカと泳ぐツアーに参加し、観光業における動物との関わり方について様々なことを考える機会になった。

今回、友達同士で参加している学生と個人で参加している学生がいたが、一緒に夕食を作ったり、参加学生の誕生日を一緒に祝うなど、最終的に全員が仲良くなったことは非常に喜ばしかった。また、思いがけずハワイ在住の日本人のご夫妻からBBQにもご招待頂くという機会にも恵まれた。具合の悪くなった学生が出たり、門限がレストラントラブルで遅れたりといったこともあったが、大きなトラブルもなく、最後の報告会でもハワイ大学の社会学部長のDenise Konan先生やコーディネーターの樽井先生ご出席のもと、各自が英語でそれぞれの体験と学んだことを報告し、フィードバックも頂けて大変有意義であった。

今回のフィールドスタディに協力して下さった全ての方々に感謝を申し上げたい。

実施プログラム

2017年9月4日-9月17日

9月4日 (月) 午後 成田空港集合

20:10 成田空港発(CI018)
9月4日 (月) 午前 08:40 ホノルル空港着
11:00 ホテル着/ワイキキオリエンテーション
13:00-14:00 ハワイ大学キャンパスツアー
9月5日 (火) 午前 英語講座
午後 英語講座
9月6日 (水) 午前 英語講座
午後 英語講座
9月7日 (木) 午前 視察① カラエロア遺産公園保全修復地区
  
午後 講義① ”絶滅危惧種保全&修復活動” ディスカッション
9月8日 (金) 午前 講義② ”漁場における所有権”
講義③ ”ハワイにおける100%再生利用可能エネルギー化の取り組み”
午後 英会話
視察②&講義④ NASA太平洋地区惑星データセンター “アメリカ合衆国及びハワイの環境”
9月9日 (土) 午前 視察③ ハナウマ湾シーグラントプログラム
午後 講義⑤ ”ハナウマ湾の持続的管理” ディスカッション
9月10日 (日) 終日 自由行動
9月11日 (月) 午前 視察④ ライオン植物園
講義⑥ ”種の保全と生物の多様性”
午後 講義⑦ ”侵略的外来種管理の経済学”
講義⑧ ”陸生種”
9月12日 (火) 午前 視察⑤ ココナッツ島海洋生物学研究センター
講義⑨ ”海洋資源管理&侵略的海藻”
午後 英語講座 
講義⑩ ”気候の変動”
9月13日 (水) 終日 視察⑥ イルカツアー
9月14日 (木) 午前 講義⑪ ”気候変動の経済学”
午後 視察⑦ カラエロア太陽光発電施設
講義⑫ ”太陽光発電の仕組みと再生可能エネルギー転換の取り組み” 
9月15日 (金) 午前 学生報告・修了式
午後 自由時間
晩餐会合 
9月16日 (土) 午前
午後
10:30 ホテル発
13:45 ホノルル発(CI017)
翌 16:55 成田空港着
成田空港でミーティング後現地解散

PHOTOレポート


  • ココナッツ島の海洋生物学研究所で固有種と外来種を選別

  • ライオン植物園でハワイの民族植物学を学ぶ

  • オアフ島最大の太陽光発電装置KS2で太陽光発電の仕組みを学ぶ

  • 最終日懇親会後、ハワイアンシャカで記念撮影